砥部焼とは
砥部焼はこんな和食器です
美しい山なみに囲まれた愛媛県砥部町。自然あふれる豊かな地で砥部焼(とべやき)は作られています
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砥部町は「清流とほたる みかんと焼きものの町」
「清流とほたる みかんと焼き物の町」砥部は愛媛県松山市からバスで南へ約40分の山間にある自然あふれる小さな町。
町を散策すると100近くの窯元があり、焼き物の町らしい風情をかもしだしています。
230年の歴史ある砥部焼は1976年には国の『伝統工芸品』の指定をうけ、現在も手作りと手描きの伝統を受け継ぎ大切に作り続けられています。
砥部焼は長年に渡り愛され続けています
安永6年(1777)。藩主加藤泰時が産業を盛んにし、藩の財政をたすけるために磁器生産を思いついたのが、砥部焼のはじまりです。砥部町で産出されていた良質の砥石・伊予砥の砥石屑を原料として砥部地方の窯業は発展していきました。
砥部焼の白磁は真白でもなく黄ばんでもおらず、独特の落ち着いたあたたかみがあります。その素朴な形と味わいある色は、長く人々に愛され続け現在では100近くの窯元たちが時代にあった工夫とデザインを重ね、さらに発展を続けています。
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砥部焼はいい器を気軽に使いたい方にぴったりの和食器です
あたたか味ある地肌の「陶器」と比べて「磁器」というと冷たいイメージがありませんか?
砥部焼は「磁器」ですが、象牙色のあたたかみある白磁なので冬でも冷たさを感じさせません。
厚手でぽってりとした重量感、あたたかみある白磁の肌に、味わいある素朴な藍色の絵付けが魅力。
和食器のなかでも特に丈夫といわれるほど、強く扱いやすいのですが、そのぶん重たいのが欠点だともいえます。
でも、愛用していくうちにその重たさが「頼もしさ」に変わってくるから不思議です。
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砥部焼の特徴はなんといっても『ぽってりとした白磁に藍色の染付』
白磁に藍色が基本の砥部焼ですが、赤絵や色絵付けの作品もあります。最近では、若手の作家さんの斬新な作品も増えてきました。
写真は陶房遊・松田啓司さんの花皿。色とりどりの和柄の絵付けは今までの砥部焼にはない新しさを感じます。
そんな若手作家さんの新しい作品も素朴なぬくもりを感じるところが砥部焼の魅力なのかもしれません。