砥部焼・泰山窯 泰山義昭さんの「梅の陶板」
砥部焼専門店「karakusa」の正面に飾っている
95cm×95cmの大きな「陶板」。
50年ほど前、福岡にて「砥部焼」の販売店を始めた
愛媛県出身の主人の父が持っていた作品でした。
その後、あとを継いだ兄へ渡り
しばらくは店舗にて販売されていましたが
他の方の手に渡ることなく
5年程前、この作品をとても気に入っていた主人が
購入させていただくこととなり
我が家の玄関に飾っていました。
そして、今では「砥部焼専門店 karakusa」の
象徴的な存在となっております。
陶板の裏には泰山義昭さんのお名前。
愛媛県の方の作品とは聞いていましたが
調べていくうちに
砥部焼の窯元「泰山窯(たいざんがま)」を
昭和27年に開窯された方の作品と知ったのは
今年に入ってからのこと。
そして今年の5月、砥部に行った際に
泰山窯の泰山和光さんにお会いすることができました。
![](https://tobekara.com/blog/wp-content/uploads/2019/12/blog_import_5de8717dd7ede.jpg)
「梅の陶板」の写真をお見せしたところ
『父の作品です』と目を細めて懐かしそうにされていました。
とても穏やかでやさしい笑顔の方で
このご縁に心があたたかくなった日でした。
主人の父が、どのような経由で
この泰山義昭さんの作品と出会って
手にすることとなったのかは分かりせんが
とても気に入っていたのだろうということは分かります。
「梅の陶板」は
こうやって作り手の想いや父や兄の想いを受け継いで
砥部焼の作品たちのなかで
中心的な存在となって見守ってくれているような気がします。
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