森陶房・森和さんの角皿
すすきと季節の花を組み合わせた
「十五夜セット」が花屋さんの店頭に飾ってありました。
9月14日は「中秋の名月」でした。
“お月さま”といえば・・
夫の父は月を眺めるのが大好き。
俳句が趣味だからというのもあるのでしょうね。
「ヒサヨさんいい月がでと~よ。子供に見せたらえ~よ。」
と月がきれいな日は教えてくれます。
腰を痛めて入院していた父ですが、先日退院。
自宅で退院祝いをしました!
こんな集まりの席で欠かせない器が
砥部焼・森陶房の先代である森和さんの「すすきと月の角皿」です。
半磁器のまな板皿。お刺身を盛ったり、一人ずつ前菜を盛り合わせたり。。
藍色でさらりとすすきと月が絵付けされているだけなのに、すごく存在感のある器です。
こちらは10cm×10cmくらいのサイズの角皿です。手描きのすすきと自然とできた釉薬の色合いとが見事に溶け合っています。素朴なのに力強さを感じます。
父がいうには、森和さんは絵描きさんだったそう。
私の大好きな作家“司馬遼太郎”さんの「街道をゆく14 南伊予・西土佐の道」にも
森和さんのことが書かれています。
もう作られることのないこれらの作品。
手にとるたびに“大切にしていきたい”と思いながら
使わせてもらっています。
さて・・今日の月はどんなかな?
たまには私の方から
「いい月がでてますよ~」と父に言ってみよう。
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