香川漆器「後藤塗のお弁当箱」

2019年12月5日

以前はプラスチックのお弁当箱を使っていましたが
「砥部工房 からくさ」で香川漆器のお弁当箱の取り扱いを開始して
我が家もお弁当箱を「後藤塗」に♪

「プチ弁当箱」という名前の横長の二段のお弁当箱。
女性におすすめのサイズです。

後藤塗は国の伝統的工芸品に指定された漆器。
派手さはありませんが、漆塗りらしい艶やかさと
深みある小豆色がひかえめな日本らしい美しさ。

「蓋」には細やかな模様。
朱漆が乾かないうちに、細やかな凸凹の模様を付け
その上からまた漆をかけた後に
炭粉を使って砥ぎだし独特の模様に仕上げています。

20数回の工程を経て生まれる「後藤塗」は年数を重ね使い込むほどに
より味わい深い美しさへと変化していきますよ。
何度も漆を塗り重ねた後藤塗だからこその楽しみ。

特別な料理ではなくてもご馳走に見えるところも漆器のよさ^^
娘も「美味しそうに見える♪」と気に入った様子でした。

天然素材の漆は高い抗菌作用があるので
料理を詰めて常温で置いても細菌などの繁殖を防いでくれます。
意外と気温が高くなる日がある今の時期でも
美味しさが保たれるのもうれしいところ^^

また、お弁当箱を閉じるときなど
コトンコトンという「木の響き」がなんともいえない心地よさ。

お弁当箱を変えるだけで
同じ料理でもこんなに違うものなのだと
改めて漆器の良さを感じる日々です。