大きな力の小さなひとつに
3月17日の福岡。風は冷たいですが春を感じる空。
この春らしい光景とはかけ離れた
福岡から遠い地での現実とは思えない光景には
なんと言っていいものか簡単に言葉にできませんでした。
3月11日にブログを更新の予定でしたが
「東北で地震があったらしいよ」と夫からの電話。
仕事中でしたので、インターネットで確認すると
地震に次ぐ津波がすごい状況でした。
その日集荷の宅急便さんも状況が分からない様子でしたが
「荷物がかなり遅れるかもしれません」とのこと。
地震から6日経ちました。
福岡からはニュースでしか分かりませんが
一瞬にして命を奪われた光景に
簡単に言葉で表すこともためらわれました。
関東や東北には「砥部工房からくさ」のお客様も多くいらっしゃいます。
前日までお電話でお話をさせていただいた方もいらっしゃいました。
皆さま、どうされていらっしゃるのか気にかかっております。
先日は震災の前に発送したお客様の商品が
お届け不可能とのことで、当店に返品されてきました。
その後、発送可能地域となったのでメールを差上げたところ
とても大変ななか、逆に当店のことを気遣ってくれる
あたたかいお言葉をいただいたり・・
先日ご注文いただいたお客様から
普段の生活ではなくなったなか、当店にメールをくださり
「砥部焼の器たちのおかげで気持ちがやわらいでいます」という
お言葉をいただいたり・・
今、私にできることを
がんばらないといけないという気持ちになりました。
ひとりひとりの想いが形になることで
大きな力となるのだろうと改めて感じます。
私も大きな力の中の小さなひとつになれればと思います。