砥部焼の老舗 『梅山窯』を訪ねて・・

2019年12月5日


砥部焼といえば『梅山窯』というほど、代表的な窯元ですね。
はじめて砥部焼きを使いたい方にも特におすすめの窯です。

古陶資料館

先人たちの格調高い砥部焼や砥部とゆかりある書画が展示してあります

 


直売店も。
店いっぱいに展示された『梅山窯』さんの器たちに圧倒!

敷地奥には「登窯」が保存されています。
また、実際に砥部焼を作っているところも見学することができますよ^^


梅野精陶所(梅山窯)は1882年、なんと明治15年創業の老舗。

梅山窯さんに何度も足を運んで作品を見て回っても・・
実際に我が家で何年も何年も使っても・・

飽きることなく、こよなく使い続けることができるのは
1世紀以上の歴史があるからなのかな~。

見事な形と絵付け、そしてなんともいえない味わい深さは
なんど見ても“すごい”と思ってしまうのです。

このすばらしい作品の絵付けの7~8割は
日本のクラフトデザイン界を代表するひとり
“工藤省治”さん(春秋窯)がデザインされたもの。
とくに工藤省治さんが考えられた
「唐草」の文様は砥部焼の代表的な絵柄となり
長年に渡り愛され続けています。

梅山窯さんの絵付けは何十種類とありますが代表的な絵付けをご紹介。



左上から「からくさ」「たいよう」「なずな」「みつば」です。

私は結婚したとき、梅山窯さんの器を揃えたのですが
かわいらしい「たいよう」の柄が気に入って、鉢やお皿などを愛用しています。

大鉢や大皿はやっぱり「からくさ」の柄が
砥部焼らしくて迫力があるな~と思いますね。(好みですけどね。)



あまり知られていませんが「蛸からくさ」の柄も描かれています。
1日に描ける数がわずかのため(とても時間がかかる絵付けだそう)
珍しい作品。


これから何世紀も梅山窯さんの作品と絵付けが
引き継がれ守られていくことを願っています。

次回は『砥部焼観光センター 千山窯』さんを訪ねて・・



砥部焼

Posted by tobekara