夏のせつない思い出

2019年12月5日

「お盆に集まったことがいいかな~」
「いくパパ・いくママ(私の両親)のところにいったことがいいかな~」

夏の思い出をひとつ作文にしないといけないからと
おじょぴー3号が何がいいかな~と悩んでおりました。

「仔猫のことにしたら・・」と私。

それは、夏休みに入ってすぐのこと。
おじょぴー3号がチェリーの散歩をしていると
「みゃ~」という小さな小さな鳴き声が。

チェリーが覗いている先を見ると・・
それは、排水溝に落ちた生まれて間もない猫の赤ちゃんだったそうです。

ご近所のおじさんが柵を外しくれて、無事救出してくれたそうで
赤ちゃんは我が家で保護することとなりました。
まだ目も開いていない、片手に余裕で乗るほどの小さな小さな赤ちゃんです。

ペットボトルにお湯を入れてタオルで巻いたものを入れてあげると
寄り添うようにして眠っていました。

ミュウは仔猫には、まったく興味なし!という様子だったのに
チェリーは雌だからなのか、いつも寄り添うように近くにいてくれました。

動物病院の先生に診てもらったところ、生まれて1日か2日くらいしか経っていないので
ミルクを飲まないかもしれないし、育てるのはとても難しいとのこと。

猫用のミルクセットを準備して、仔猫が泣くたびに哺乳瓶でミルクを飲ませ
1日目・2日目・・と少しずつ大きくなり、上手にミルクを飲めるようになっていたのですが
3日目の朝からとても弱り始めて・・
とうとう動かなくなってしまいました。

せっかく生まれてきて、運よくおじょぴー3号とチェリーが見つけてくれて
我が家にやってきたのに・・目も開かないうちにと思うと
なんともやりきれない気持ちでいっぱいに。

おじょぴー3号も、あまり悲しさを表には出していなかったけど
実はかなりショックだったよう。

仔猫は、小さなお花といっしょに庭に埋めてあげました。

仔猫が弱り始めてから、とても心配して
「く~ん。く~ん。」と鳴きながら見守っていた、やさしいチェリー。

チェリーもいつの間にか8歳を過ぎていました。
動物の寿命は短く、いつかお別れがくることになるんですね。

いつの間にかいることが当たり前になっているけど
いっしょに過ごせる時間も少なくなっているんだな~と思うと
眠っているチェリーが、少し歳をとってきたように感じました。

車でのお出かけが好きなチェリー。
いっしょに行けるときは、出来る限り連れて行ってあげるようにしよう。