「上野焼」窯元めぐり

2019年12月5日

ブログの更新が滞っているうちに、5月も最後の日となってしましました。

写真は撮ったものの、UPできないままとなっておりました
ゴールデンウィーク、実家に帰った際に立ち寄った『上野焼』をご紹介^^

上野焼は、私の地元近くの福岡県福地町。
毎年「陶器市」が開催されております。
今年は、4月26日~29日まででしたので
私たちが立ち寄った時は陶器市の後でした。

とはいえ、ゴールデンウィークということで
窯元めぐりを楽しむことができました^^

茶人に愛され続け「茶陶」として発展した「上野焼」は
軽くて薄く、絵付をされることはあまりなく
さまざまな釉薬を使っての表現が特徴。

重たく厚手、藍色の絵付けが特徴の「砥部焼」とは
対照的といっていいほどの表現方法ですね。

「上野焼」の窯元が並ぶところは
国定公園「上野峡」に至る4kmの間。
山の中の自然を感じながら、窯元めぐりができますよ^^

窯元の佇まいも400年の伝統ある風情と品格を感じます。

その中でも「熊谷本窯」さんは、代表的な窯元です。
美しく手入れされたお庭と、年代を感じる立派な建物。
現当主は16代熊谷 保興(くまがえ やすおき)さん。

こちらは展示場内の様子。
かなり高価な茶陶が展示されていました。

上野焼は10年以上前に訪ねて以来でしたが
現代の慌ただしさを忘れさせてくれるような・・それは静かな別世界でした。

今年の2月に、有田焼の産地 佐賀県有田町に行ったときにも思いましたが
焼き物の町には、それぞれ土地独特の雰囲気があり
器にその土地の感性が表れていますね。

全国の焼き物のまちを訪ねてみたくなった一日でした。